「ペアレント・トレーニング」(略して”ペアトレ”)は、元々はADHDの子どもへの対応としてアメリカで始まりました。子どもの問題行動に注目を与えないように務め、むしろ子どもの好ましい行動に注意を向けてほめる(=肯定的な注目を与える)関わりを増やして、子どもの好ましい行動が増えることを期待し、親子関係が心地よいもにになることを目指しています。
私たち親は、我が子を良い子にしたいと思うあまり、子どものできていないところを正そうと叱ったり注意を与えたりすることが多くなってしまうと思います。一方で、子どもを認めたり、ほめたりする関わりはおろそかになりがちす。ペアトレでは、ほめる関わりを宿題としてご家庭で実践していただきます。このように毎回、宿題が課されますが、ステップバイステップで進めていきますので、どなたにも実践していただくことができる内容となっています。
私は小児科に勤務していた時にペアトレに出会い、その後、スクールカウンセラーとして勤務している小学校2校で、ペアトレを5グループに実施する機会に恵まれ、計25人のお母様方に受講していただきました。毎回、お母様方がたいへん熱心にロールプレイや宿題に取り組んでくださるご様子から、お子さんへの熱い愛が伝わってきて感動します。
北浦和でも熱い思いをお持ちの方々との出会いを楽しみにしています。
(竹田)