不登校への対応はケースバイケースで

 

思春期の頃、子どもの心身は急激な変化を経験します。それに伴い、親子関係も変化が求められます。子どもが自分自身にじっくり向き合うために、親子関係がより良いものへと変わっていくために、学校へ行くことを横に置いて立ち止まる必要が生じた状態が不登校なのだと思います。

 

すぐに学校へもどってほしいと思う親御さまの気持ちは理解できますが、登校刺激は、子どもの状態を見て行いましょう。身体症状のある時は登校刺激を与えることは控えたいものです。進級や行事などをきっかけに登校できるようになることもあります。緊急事態宣言が明けて、分散登校が始まった時、それまで不登校だった子どもが教室へ行けるようになった、という事例もありました。

 

何より大切なことは、必ずしも学校へ戻ることにこだわらない、柔軟で広い考え方を周囲が持つことでしょう。そのようなサポーティブな環境があれば子どもは安心して前へ進めると思います。

 

不登校の子どもの行動に変化が起きるまでにはある程度の時間が必要です。どのくらいの時間が必要かは、ケースバイケースです。親としては「いつ学校へ行くのだろう」と不安になり、その不安を子どもにぶつけてしまいたくなると思いますが、子どももとても不安なのです。親御さまの不安はどうぞ私たちに話してください。ご一緒にお子さんへの関わり方、不登校への対応を考えていきましょう。(竹田)