WISC-Ⅳをどう利用するか

 

 

WISC-Ⅳは子どもの発達特性を知るために広く用いられている心理検査です。複数の課題から構成されており、そのため子どもの認知能力をさまざまな側面から見ることができます。

 

指示を聞いて理解する力、黒板に書かれた情報を一時的に記憶する力、授業の中で学んだ知識を長期的に記憶する力、手先の細かい動きをコントロールする力など、子どもたちが日常生活で必要とする力を測り、その子どもの得意・不得意を知ることができます。

 

・通級学級・固定学級の判定

・放課後等デイサービス利用に当たって受給資格の認定

・療育手帳の交付

 

といった公的な手続きを行うためにはWISC-Ⅳのレポートが必要です。当室で作成したレポートをこれらの手続きに使っていただくことができます。

 

また園や学校で合理的配慮をお願いするとき、個別支援計画を立ててもらうときも、WISCのレポートが役に立つでしょう。レポートがあると子どもの発達特性を園・学校での支援者(先生方)に具体的に理解していただけるので、配慮内容を考えたり、計画を立てたりするときに、スムーズに進みます。

 

なにより常にお子様の一番近くにいらっしゃる保護者に、ぜひレポートを役立てていただき、保護者の方がお子様の一番の理解者となるお手伝いができたらと願っています。(竹田)